ー余談ー
マリオが死んだ日、引っ越しの手伝いに来ていた次男が、マリオの死に顔をしみじみと見て慈しむように頭をなでて遺体に線香をあげてから、仙台へ出発した。
仙台に到着して、電話を受けた母親に言った。
高速道路を時速130キロで飛ばしながらボロボロと涙が止まらなかったという。
一見、無愛想な関係であったが、小学生時代から大学院生になるまでの13年間、存在感の強いきずなに結ばれていたのだろう。
純白のペルシャ猫“マリオ”が亡くなって8年になりますが、未だに家族の心にはマリオが存在しています。 折々の家族の会話にマリオの思い出が登場し、その傍らに聞耳を立てながら、マリオが寝そべっているような錯覚を与えています。
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