2009年6月8日月曜日

ホリスティックケア




簡単に言ってしまうと、

動物の健康状態を「心」と「身体」の両方から考えていく、というもの。

厳密に言うと、魂まで含まれてくるのですが、「心と魂の違いって何 ?」となるとお話が複雑になってしまうので、シンプルに「心」と「身体」でお話します。

例えばあなたの愛犬ちゃん、愛猫がお腹を壊したとします。

その原因としてどんなことが考えられるでしょうか。

● お腹が冷えていた !
● ごはんがカラダに合わなかった !
● ごはんが古くなっていた、酸化していた !
● 明らかに内臓にトラブルを抱えていた !
● 精神的ストレスがあってお腹に来てしまった !
● 温度差や天候の影響を受けてしまった !
ちょっとあげただけでも これだけの原因が考えられます。

この原因、カラダだけの問題ではなくココロも影響していることにお気づきでしょうか。
さらに、環境も含まれています。
お腹を壊した。
じゃ、下痢止めを飲ませば治る ?
いえ、そんなことありません。

原因をひとつひとつとりのぞかないと、その時お薬の力で一時的に症状が治まったように思ってもまた繰り返してしまいがちなのです。

この原因を、ひとつひとつ取り除いていって犬猫ちゃんを本来の健康な、ニュートラルな状態に近づけてあげよう。

そう考えて治療やお世話をするのが、ホリスティックケアです。

治療やお世話方法は、そのコのその時々の状態に合わせたものを考えます。
一方、病気になった。お薬を飲ませて、必要だったら処方食も。
それで「病原体」をやっつけちゃおう。
そう考えるのが、現代療法。

一般的に対症療法といわれる考え方です。

シンプルな言い方をすると、そういった違いがあります。
猫にもココロがあります。

あのコたちも私たちと同じようにストレスを感じます。

また、ココロだけでなくカラダもストレスを感じます。

このストレスをおざなりにしちゃダメよ、「気持ち穏やかにしてあげなきゃ」というのがホリスティックケアの柱なんです。

ですから、「病は気から」というのもホリスティックケアの考え方に近いんです。」
「そうニャ、そうニャ。
僕チンたちのカラダはココロの召使いニャ。
ママさんたちがココロにも目を向けてくると すっごく嬉しいニャ」

ホリスティックケア。一般的には、補完代替療法のことを言います。

なんとなく耳慣れないこの単語の意味というより、ホリスティックケアという考え方を知って、犬猫ちゃんのお世話の仕方、犬猫ちゃんとの関係が変わってきます、ということをお知らせしました。
決して、現代療法を否定するものではありません。

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