2009年6月2日火曜日

コミュニケーション

多頭飼育

 猫の社会化の期間は、基本的には8週齢までですが、複数買う場合は、猫同士のことなので、折り合いはじきによくなると思われます。

ただし、猫は単独行動をする動物ですから、多頭飼育に慣れるまでは、多少なりとも、お互いにストレスを我慢しなければならないでしょう。

 先住の猫がいる家庭に、新しい猫を迎える場合、まず、気をつけなければならないのが、病気の感染を防ぐことです。

新しい猫を迎える前には、両方の猫に病院で健康診断を受けさせてください。

健康診断の項目としては、全身の身体検査、皮膚病(外部寄生虫やカビ)やノミの寄生、ミミダニ、糞便の検査、ウイルス検査(ネコ白血病ウイルス・ネコエイズウイルス・ネコ伝染性腹膜炎ウイルス)があります。
健康ならば、3種混合ワクチンを接種しましょう。先住猫も、ウイルス検査で陰性であること、ワクチンをこの1年以内に接種していることが必要です。

 ワクチンでは、現在4つの病気を予防できますが、それ以外にも解明されていない病気がたくさんあるので、最低1週間は、「検疫期間」として、2匹の猫を別々の部屋に隔離し、伝染病を予防します。

また、どちらかの猫を触ったときは、手を消毒してから、もう一方の猫に触れるようにします。

ここまで徹底する必要があるかと思われるかもしれませんが、室内で安全に暮らしていた猫に、病気の猫を入れてしまったら、彼らには逃げるところはありません。

愛猫が健康に暮らせるよう、新しい猫を迎え入れるときには、必ず上記のことを実行して、病気の感染を予防してください。

お互いの気配やにおいに徐々に慣らす。

 隔離期間が終わったら、両方のえさ箱をドア越しに近づけてください。

 お互いの気配やにおいに警戒するようなら、えさ箱の位置を少し離します。

 お互いの気配に慣れてきたら、今度は姿を少しずつ見せるようにします。

 警戒するようなら、ドア越しの状態に一旦戻し、再び気配に慣れることからやり直します。

 お互いの姿を少し見せて、慣れてきたら、時間を決めて一緒にするようにします。

 こうして徐々に時間を増やしていくと、最終的には一緒に暮らせるようになります。


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