2008年6月4日水曜日

育ち盛り

ーライオンー

 日本中の三越デパートの入り口には必ずライオンの座像がある。マリオも同じ格好が大好きだ。

 寝る時はでんぐり寝が大好きだが、起きていてリラックスしている時はソファーの上で前足を前に伸ばしたライオン座りが落ち着く。 あまり意識はしてないが、何となく威厳があるような気がしないでもない。それに家の中を観察するには楽な姿勢である。家族の動きが一望できる。

 時々、床の上で足を前に揃えて立ち座りをしていると、「マリちゃんは猫背だねぇー」と娘が感心したように言う。「猫に向かって猫背とは、よく言うよ」と思うが反論しない。

 陸上の哺乳動物の中で肉食獣の仲間は二つに分かれる。イヌ科とネコ科である。

 現在、勢力的にはイヌ科が優勢だが、個々の腕力を比較するとネコ科に軍配が上がる。ライオンを筆頭に虎とか豹、チーター、ジャガーと敏捷で逞しい面々がそろっている。

 その中で猫は体が小さいけれども、能力的には最高のハンターと言われている。

 人間の生活が貧しい頃は、猫はネズミの大敵であった。蛇も捕まえた。鳥も捕まえた。

 今は、チョッと堕落して、ペットフードで満腹にし、ネズミは玩具代わりである。風上にも置けないと思うが中には、ネズミを見て逃げる猫もいるそうだ。
白いライオン 雀や蛙で鍛えているマリオは、同族のふがいなさを嘆いていた。


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